マットレス

高反発マットレスにとって一番大事なのが密度って話、聞いたことありますか?

高反発マットレスは密度が一番大事

高反発マットレスの商品ページを見ると様々なデータが記載されています。マットレス自体の厚みや反発力を表すニュートン数、ヘタリにくさを表す復元力というキーワードが目に付くと思います。そのデータの中でも高反発マットレス選びにおいて絶対に落としてはならないデータが密度です。

高反発マットレスは密度命

密度はなぜ大事なのか

密度の数値によって高反発マットレスはどう変わるのでしょうか?適正な密度を持つ高反発マットレスは高い耐久性を有することになります。これは先に羅列した中の復元力にも直結するのです。密度が低ければ、人間の体重を長期間支えることができず、しかも人間がマットレスから離れた後も元の形に復元することができないのです。

密度がなければ体圧分散もない

どのくらいの密度があれば大丈夫なのか

密度はわずかな違いでも高反発マットレスに及ぼす影響は多大なものになります。例えば密度20Dと25Dの高反発マットレスがあったとします。体重55kgの人間がこの高反発マットレスを使ったとするならば、20Dの高反発マットレスで1週間以下、25Dのマットレスで3ヵ月程度でヘタる(もとの形状を維持できない状態)ことになることでしょう。たった5Dの密度の違いでもこれほどの差が出るのです。

高反発マットレスというワードが注目されてから早20年ほどが経過しようとしています。その歴史の中で、人間の体重を長時間支え上げることができて、かつ長期間ヘタらずに使える高反発マットレスの密度は30Dが基準になることがわかってきました。30Dもの密度になると3年から5年の使用が可能となり、また厚みや使い方、メンテナンスの頻度によっては10年使えるものまで存在するのです。

密度は30Dあるものが望ましい

密度はないけど反発力はあるマットレスはどうなのか

密度25Dの反発力200ニュートンのマットレスがあったとします。確かに反発力は一般的にかためとされる数値ですが、密度が低いため人間の体重を長時間支えることができず、寝ている間にジワジワと腰部分が沈み込みはじめ、朝起きた時に腰が痛いという現象に見舞われます。

また密度がないのに反発力の高いウレタン芯材は、まさにスカッスカの煎餅みたいなものでウレタンの端を少し引っ張っただけでもろくも千切れさることでしょう。寝ている間に人間の寝返りによる摩擦でボロボロとカスが出てくる可能性が非常に高いのです。

ネット上の高反発マットレスの商品に散見されますが、反発力だけの数値は載ってて密度の数値がない高反発マットレスは、長期間の使用に耐えない高反発マットレスとみてまず間違いがありません。

反発力はそれほど重要視しない

なぜ密度表記をしない商品があるのか

高反発マットレスにそんなに密度が必要なら記載すれば良いのに。と思うことでしょう。販売会社にとって密度の計測は大変なものではありません。第三者機関に依頼して販売しようとしている商品のウレタンの一部を検査してもらえばすむ話です。検査費用だって数千円たらずですみますし検査結果が出るのも数週間程度のことなのです。私なりに高反発マットレスに最重要な密度のチェックというわずかな手間を販売会社はやらないのかを考えてみました。

1.そもそも検査の方法を知らないし検査費用の相場も知らない
2.密度の重要性をわかっていないし、反発力だけ重視してる
3.検査してみたが思ったほどの数値ではなかったので公開していない

主にこの3つが原因ではないかと思います。1に当てはまる販売会社の高反発マットレスにはそもそも反発力などの数値も記載されていないパターンがあります。2に当てはまる販売会社は、検査費用が個別(密度検査で数千円、反発力検査で数千円かかる)に発生するため、反発力だけ検査しておけばいいと考えているのが原因でしょう。そして、最も多いのが3に当てはまる会社だと思われます。

密度の検査をしてみたけど、20Dや25Dの商品だった場合です。20Dや25Dの密度では、いまや高反発マットレスのウリにはなりません。しかし既に大量に製造され輸入までしてしまっているものだから販売しないわけにはいかないのです。反発力だけはいっぱしの数値が出ているので、こっちだけを公開して密度は非公開にしてしまおうというのが3に該当する高反発マットレスです。

密度を見せないのには理由がある

密度は十分だけど要注意な高反発マットレスもある

密度30Dや50Dを表記していても要注意な高反発マットレスがあります。これは多重構造になっている高反発マットレスによくある記載方法です。例えば3重のウレタン芯材が重ねられて1つの高反発マットレスになっている商品があったとします。全体の厚みは10cmで、一番上のウレタンが2cmで密度20D、二番目のウレタンが3cmで密度25D、3番目のウレタンが5cmで密度30D。これでもこの高反発マットレスは30Dを堂々と記載し販売することでしょう。

しかし、一番上や二番目のウレタンがヘタってしまったとしたら高反発マットレスとして機能するでしょうか?答えはNoです。結局は3か月程度で寝ているだけで腰を痛めるようなマットレスになるだけです。

密度が十分でも多重構造には要注意

買うのに迷ったら密度を聞いてみよう

もしも、買おうと思っている高反発マットレスがすでにあり密度の記載が見つけられないなら、メーカーに直接密度を聞くのも一つの手です。聞いてみて「密度不明」や「密度非公開」という回答であれば、そのマットレスを買うのはやめたほうが良いでしょう。決して良い数値であるはずがないからです。