マットレス

2024最新!高反発マットレス6つの指標からランキング付けープロの寝具屋が採点します

楽天市場やAmazonなどでよく見かける18種類の高反発マットレスを価格、反発力、厚み、密度、ブランドの信頼度、ネット上のレビュー評価などを数値化しランキング付けします。最高点は600点です。

1 ヨーネルコ

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル24,530円 41% 10cm
90点 80点 85点
密度 反発力 レビュー評価
30D 190N 多いし高い
75点 80点 90点

総合500点

性能と価格面とサービスで高評価を得ているのがヨーネルコのシリーズです。もちろんヨーネルコより安い高反発マットレスは存在しますが、そのほとんどが安物買いの銭失いになることを私の経験を持ってお伝えします。ヨーネルコの利点は30日の無料お試しがあるというその一点にあります。一口に無料お試しといっても、大半のマットレスのトライアルには返品時の送料がかかる(約3,000円~5,000円)ものがほとんどの中、ヨーネルコは返品時の送料などの諸費用の全てが無料です。

厚み4cmパッド(税込11,000円)
最近発売されたのがこの4cmのP3004です。この商品に関しては30日の返品保証がついていませんが、あえてマニフレックスと比べるならばイタリアンふとん2(シングル)38,500円に相当するスペックです。プロファイル加工はP3007と同じですが、こちらはあくまでも何かの上に重ねる前提の商品。P3004を重ねるとヨーネルコの寝心地が手軽に再現できるという優れものです。主力商品であるN3010の三つ折り部分が気になるという人や、寝心地をもっと向上させたいという人向けの商品のようです。

厚み7cm片面プロファイルマットレス(税込18,480円)
7cmの厚みの片面プロファイル加工がされたP3007というお布団ともベッドマットレスとも呼べる商品です。プロファイル加工というのはいわゆるデコボコした表面を持つマットレスの総称なのですが、このプロファイル面がとても心地よい柔らかさと弾力を持っています。プロファイルじゃない方の面は、上記で紹介した三つ折りマットレスとほぼ同じ寝心地になります。また7cmの厚みで底付感が不安だったのですが、横寝姿勢でも全く問題がありません(レビュアーの私は体重70kg)。

厚み10cm三つ折りマットレス(税込24,530円)
ヨーネルコの三つ折りマットレスは、その密度と反発弾性の高さでマニフレックスのメッシュウィングと同等の性能を持っています。私が鈍感なだけかもしれませんが、シーツをかけて寝ころぶと、どっちがヨーネルコでどっちがメッシュウィングなのか正直分かりません。腰のホールド感もしっかりと感じられメッシュウィングの45,650円に対して約2万円も安い価格なのですが、同レベルの性能といっても過言ではありません。この価格でも欧州製の本格マットレスとそん色のないスペックを誇るのがヨーネルコの素晴らしいところです。

ヨーネルコ公式
ヨーネルコAmazon
ヨーネルコ楽天
ヨーネルコYahoo!ショッピング

2 グングネル

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル35,200円 66% 10cm
75点 100点 85点
密度 反発力 レビュー評価
36D 175N 高い
85点 80点 70点

総合495点

グングネルは突出したスペック(ボーケンでの検査済み)と安価な価格が特徴のコスパの高いマットレスです。 スペックとしてはまず、36Dという現在の高反発マットレス業界に比べると抜きんでた密度が挙げられます。普及している30Dでも十分な耐久性を備えていると私は考えていますが、36Dは更にその上を行きます。30Dのマニフレックスが10年保証を標榜していますが、グングネルは10年を超えて使用できる可能性を秘めています。

更に反発弾性は66%を誇ります。普及している高反発マットレスは40%前後が大抵なので、より人体の背中のS字曲線に瞬時に形状を変える特性を持っているといえます。つまり体圧分散性能が高いのです。寝返りも当然打ちやすいです。

そして重要なのが90日返品保証サービスです。60日間使った後の30日間で返品が可能になり、送料を含めた諸費用はグングネル側が負担しています。実質無料で90日近く試せるのがグングネルの大きな特徴です。 実際に使っている私の感想としては、沈み込む感じが少なくそれでいて腰の部分にはきっちりとマットレスがはまり込む感覚があります。横向きになったときも肩が沈み込むことによって圧を逃がし圧迫感を感じません。初日から違和感なく寝れましたが、寝返りの回数が減ったような気がします。個人的には大変気に入ったので90日返品保証を使わずに使い続けています。

レビューチェック

3 マニフレックス

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル45,650円 不明 10cm
60点 85点
密度 反発力 レビュー評価
30D 170N 多いし高い
75点 80点 85点

総合385点

マニフレックスはイタリヤ発祥の「高反発マットレス」で欧州や日本で長く愛されているブランドです。その中でも日本オリジナル商品のメッシュウィングはロングヒットを続けています。

反発力は万人にフィットするであろう170Nで芯材の厚みも10cmと「高反発マットレス」として十分な数値です。今は引退した元嘉風関をはじめ力士でも使用できる三つ折りマットレスとして、密度30Dの耐久性は折り紙付きです。

私もメッシュウィングを所有し3年ほど使用したことがあります。初めての「高反発マットレス」がマニフレックスだったので、最初に寝たときの腰を支え上げられる寝心地はまさに衝撃でした。

アスリートや著名人を使ったPRにより、ブランドの知名度、信頼度が高くレビュー数も豊富で総合的に高い評価を保っています。また、10年以上の長期保証も存在しユーザーにとって安心できる「高反発マットレス」ブランドと言えるでしょう。

4 ソムレスタ

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル49,800円(税抜) 60% 6cm
55点 90点 65点
密度 反発力 レビュー評価
不明 154N 高いしやや多い
ー点 80点 80点

総合370点

最近私が存在を知った「高反発マットレス」です。公式サイトには検査機関ボーケンの検査結果がこれでもかと掲載されていますが、「で、密度は?」と聞きたくなるような内容です。その割に「密度30Dのマットレスと比べてSOMRESTAはこんなにすごいよ」という表記も見受けられるので密度という概念は一応あるようです。6cmの芯材を2cm+2cmの合計4cmの中綿入り側地で包み込むというマットレスですが、どんな材料を使ったらこんな値段に跳ね上がるのか私には分かりません。楽天市場などのレビューでは数も多いし満足している人も多いようですが、この値段なら他にもっと良い選択肢が絶対にあります。

ソムレスタをはじめとする新鋭の「高反発マットレス」に私が言いたいのは、密度くらいしっかり公表してほしいってことだけです。と書いていたところ最近になって「高密度だけど模倣されるから公表しない」などと述べており、圧倒的嘘臭さを誇っています。密度を隠すことに何の意味も無いってことが分かっていないようです。密度を模倣って何?って正直思います。

5 モットン

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル39,800円(税抜) 不明 10cm
55点 85点
密度 反発力 レビュー評価
30D 140N 170N 280N 高いが少ない
75点 85点 70点

総合370点

モットンは日本製の「高反発マットレス」です。歴史は6年ほどと浅いですが、健康食品を売るようなスタイルで高齢者をターゲットに爆発的に売れた「高反発マットレス」です。

反発力が選べるのはユーザーにとってありがたいサービスと言えるでしょう。ただ140Nと170Nでは並大抵の人では違いが判らないかもしれません。また、密度30Dの厚み10cmでこの価格だと、やはり大御所マニフレックスのメッシュウィングやヨーネルコと比較して割高に感じてしまいます。

アスリートを採用しPRしてはいるものの、個人的にはブランドの信頼度は低いと感じてしまいます。それはWEBサイトの見せ方や「塗るモットン」みたいな怪しい商品の取り扱いがあることから来ている感想かもしれません。あと、重ねて言いますがコスパが悪い。

6 ごくみん

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル7,980円 不明 5cm
80点 60点
密度 反発力 レビュー評価
32D 180N 高いし多いが信頼度低い
75点 85点 65点

総合365点

公開されているスペックは素晴らしく、また価格も本当か?と目を疑う安さですが、彼らの辞書には第三者機関という言葉はありません。あくまでも自称のスペックを信じるか否かはあなた次第。価格の安さで売れているけども、ウレタンの材料はどんなものを使ってるのかな?と不安になる私は神経質なのかもしれません。公式サイトが暗号化通信に対応してない点からも私の悪い予感はあながち外れていないかもしれません。

7 雲のやすらぎプレミアム敷布団

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル39,800円(税抜) 不明 17cm
55点 85点
密度 反発力 レビュー評価
35D 150N 高いし多い
65点 80点 80点

総合365点

健康食品や健康器具など幅広く販売しているイッティという会社が扱うのが雲の安らぎプレミアム敷布団という「高反発マットレス」です。敷布団として果たして機能するのか不安にさせる17cmの厚みが特徴です。

また中の芯材は三重構造になっており、中心のウレタンは高反発スプリングと呼ばれるウレタンかスプリングかよくわからなくなる名称のウレタンを採用しています。密度は35Dと記載がありましたが、35D部分はたった4cmの高反発スプリングのみの密度かと思われますので少し減点となります。 この会社の「高反発マットレス」の売り方はモットンととても良く似ています。まずある程度知名度がある有名人やアスリートをPRに採用し、商品の良さをそれはそれは長く長く書き連ねます。実際に使用した人の動画レビューや整体師の先生と協力して作り上げたみたいな話をひたすら長く長く縦に長く羅列していくのです。 説明を読んでいる私もはっきりいって何が特徴なのか分からなくなってきて、もうこれは良い「高反発マットレス」なんだと投げやりに思い込んでしまいたくなります。決していい商品な訳ないですけど。

8 スリープマジック

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル39,990円(税抜) 不明 12cm
55点 85点
密度 反発力 レビュー評価
30D 280N 高いが少ない
75点 65点 60点

総合340点

RIZEから販売されているのがスリープマジックという「高反発マットレス」です。反発力が280Nもあることからかなりハードな寝心地かと思われます。また、それほどの反発力ですから体重の軽い人が寝ると腰部分が浮いた状態になる可能性が高く万人向けとは言えません。

線で体を支え上げるウェーブタイプと点で体を支えるブロックタイプの2種類からマットレスを選べるというのが大きな特徴です。しかしこの2種類の違いが体にどう作用するのかは正直なところわかりません。

厚みは3種類の選択が可能なだけに反発力も選択できるようだともっと幅広いユーザーに受けたのではないかと思います。RIZEという会社もしっかりと実態のある会社ですし、他の著名な「高反発マットレス」と同じようにアスリートをPRに採用しています。

このレベルの「高反発マットレス」にしては価格設定は強気な設定に思えます。厚みが12cmあるとは言え、同じクラスのマニフレックスメッシュウィングよりも価格が上となると割高感が否めません。いっそのこと12cm→10cmに減らし売値をメッシュウィング程度にしたほうが良いと個人的には思います。

9 シンカシング

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル19,800円 不明 8cm
75点 80点
密度 反発力 レビュー評価
30D 145N ほぼなし
75点 80点 ー点

総合310点

日本有数のウレタン企業トーヨーソフランテックが販売するのがシンカシングという「高反発マットレス」です。通常はウレタンを供給する側の企業が自ら「高反発マットレス」を商品化しブランディングしちゃうというメーカーからするとゾっとする構図です。なので価格を安くできるというメリットが生かせそうなものですが、楽天市場ではあまり売れてなさそうです。レビューも僅かしかありません。

こんなにコスパが良さそうな「高反発マットレス」なのに、なぜシンカシングは売れないのでしょうか?それは結局売り方が下手なだけなんだと思います。良い商品というだけでは楽天市場で勝ち抜けるわけではありません。ユーザーを買う気にさせるために効果的な訴求をして広告をうってキャンペーンをしなければいけないんです。

シンカシングの商品説明ページはそれはそれは稚拙なものです。このままシンカシングのブランディングを続ける気なら真っ当な人材を採用するか、私にコンサルティングさせてください(笑)。きっと今の10倍は売れると思います。とか書いてましたが、どうやらブランドとして撤退するようです。もったいない、私が販売やりたかった。

10 Sleeple EX8

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル6,270円 不明 8cm
60点 75点
密度 反発力 レビュー評価
不明 176N 高いし多い
80点 85点

総合300点

格安「高反発マットレス」が出始めて一番最初くらいに登場したのがSleepleだったと記憶しています。「アスリートも使う高反発マットレスが低価格で登場」というプレスリリースを何度か目にしたことがあるので、要はマニフレックスを使いたいけど高級に感じるユーザー層をピンポイントに狙って安価版を製造し販売された「高反発マットレス」なんだなと認識していました。

しかし、安いのにはきちんと理由があるものでSleepleも7~8年くらい販売歴があるのにも関わらず、密度の記載は一度もなかったように思います。つまり30Dに満たない低密度の粗悪品を低価格で販売しているだけのことです。実際に密度計算してみると25Dという数値が弾き出されます。

正直なところ、Sleepleの知名度があれば30Dの本物の「高反発マットレス」を製造し、15,000円くらいで販売すれば、今よりももっと効率的に売れると思いますがそれをやらないのは低価格路線でやるんだ、という強い意志の表れなんでしょうか? もしも中国で30Dの「高反発マットレス」ができないんだという場合はご相談ください。安くて質の良い工場を紹介します。

11 西川Air01ベーシック

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル44,000円 不明 8cm
55点 80点
密度 反発力 レビュー評価
不明 130N 高いしやや多い
80点 80点

総合295点

寝具大手メーカー西川産業から販売されている1200個の突起が特徴の「高反発マットレス」です。「高反発マットレス」業界に大手が大金を突っ込んで参入したらこうなるよという良い例と言えるでしょう。

西川産業自体の信頼度はかなり高く、またマニフレックス以上のアスリート界のスーパースターをこれでもかと採用しPRしまくり知名度や信頼度を一気に押し上げるやり方で一気に「高反発マットレス」業界のメインストリームとなりました。 しかし商品自体は肝心の密度表記や反発弾性の表記がなく(西川は羽毛布団でも重要な数値の公開をしません)、仮に30Dだったとしても割高感が否めない強気の価格設定となっています。ブランド力にあぐらをかいた殿様商売ができるんだから西川ってやっぱ凄いっすわ

12 ゼロキューブ 厚み10cm三つ折り

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル16,980円 不明 10cm
80点 85点
密度 反発力 レビュー評価
不明 不明 高いし多いが信頼性低い
60点

総合225点

TOBESTから発売されているゼロキューブ厚み10cm三つ折りマットレスは1830個のキューブ状にカットされたウレタンが特徴的な「高反発マットレス」です。厚み10cm以外にも厚み5cmのトッパー商品があります。

楽天市場などではレビューが見つからなかったので、レビューの信用度が低いAmazonのみでの評価となりますが、200件近くのレビューはおおむね高評価です。しかし、「高反発マットレス」の評価に必要な反発力や密度などの記載が見当たらず私の評価軸で測ってしまうと低い点数で収まってしまいました。商品のデザインや機能性の説明を見る限りでは化けそうな「高反発マットレス」なだけに残念です。

TOBESTという会社自体の信頼度という点でも、公式サイトがHTTPS化されていない点や企業の実態の不透明さという点において怪しいと言わざる得ません。

また、ゼロキューブ以外にもエムリリーというマットレスを販売していますが、Amazonレビューの中身が若干サクラくさく、サクラチェッカーでも20%~30%のサクラ度を計測している為、TOBESTが扱う商品のすべてがちょっと胡散臭いという感じがしてしまいます。

13 コアラマットレス

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル72,000円 不明 23cm
70点 90点
密度 反発力 レビュー評価
不明 不明 高いし多いが信頼性低い
60点

総合220点

オーストラリア生まれの二層構造マットレスがコアラマットレスという「高反発マットレス」です。楽天市場やAmazonで販売されてる形跡がないので公式サイトのみでの販売かと思われます。

その公式サイトにおいてレビューが2966件ついており、おおむね評価は高いようですが公式サイトのレビューはいくらでも運営者側が操作できてしまうので全てを信じることができません。

また快適さとサポート力を訴えている割には反発力や密度といった記載がないので、私の評価軸に基づくとどうしても加点が少なくなってしまいます。運営会社がオーストラリア系の外資ということもあり、その辺りのデータの表記の知識がないままオーストラリアで販売してた「高反発マットレス」を日本にそのまま持ち込んだのかもしれません。ネット上での広告戦略がものすごいです。マットレス難民ならSNSなどを見ているとどこかで絶対コアラを見かけるはず。

14 エアウィーヴ スマートZ厚み9cm三つ折り

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル42,900円 不明 9cm
55点 80点
密度 反発力 レビュー評価
不明 不明 高いしやや多い
80点

総合215点

ファイバー素材のパイオニア、エアウィーヴが販売するのが厚み9cmの三つ折りマットレススマートZです。エアウィーヴ公式に書いてあるように、ファイバー素材とは言えギリギリ「高反発マットレス」と呼んでも良いでしょう。私も実際にこのエアウィーヴのファイバー素材を使ってみたことがありますが、エアウィーヴ商品はあくまでもトッパーのみで使用するべきだと考えています。

なぜかというと絡み合うファイバーは体圧のかかる場所に引っ張られる形で周りのファイバーも沈み込んでしまうからです。硬さこそ170N~200N程度はあろうという寝心地ですが、これを厚み9cmもの三つ折りにしたところで体圧分散はできないと想定できるからです。いわばボンネルコイルのような芯材の変形を起こすはずです。 また、価格の高さもネックとなります。西川産業と同レベルのスーパースターアスリートを採用し、知名度と信頼度を一気にあげるところまでは、「高反発マットレス」業界の常套手段の売り方ですが、このファイバー素材単独のまま戦い続けるのは無理があるのではないかと個人的に思います。

一時フランスベッドとコラボしたマットレスなんかもありましたが、これまでよりももっと弾性のあるファイバーでポケットコイル方式に「高反発マットレス」を作ると面白いかもしれません。

15 オクタスプリング

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル21,780円 不明 7cm
70点 70点
密度 反発力 レビュー評価
不明 不明 高いが少ない
ー点 70点

総合210点

オクタスプリングはイタリアのドルメオというメーカーが展開するスプリングウレタンが特徴の「高反発マットレス」です。スプリングウレタンを簡単に説明すると、ポケットコイルのようにウレタンを加工し、それを並列に敷き詰めて1枚の「高反発マットレス」を構成させるのです。

本国イタリアのオクタスプリングはマットレスのラインナップがメインですが、日本で販売されているオクタスプリングはあくまでも厚み7cmのトッパー商品だということを知っておかねばなりません。そうです、決してこれ1枚で布団のように使用する前提の商品ではないのです。

日本での販売を行うヤーマン株式会社自体は東証一部上場企業ですし、「高反発マットレス」以外にもたくさんの商品を販売している信頼のおける企業ですが、オクタスプリングのトッパー以外の本命マットレスの販売をいつまでたっても開始しないところを見ると、思ったほど現在のオクタスプリングの売上がなかったのではないか?と邪知してしまいます。

16 トゥルースリーパーセロ

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル27,280円 不明 5cm
70点 65点
密度 反発力 レビュー評価
不明 不明 高いが少ない
70点

総合205点

トゥルースリーパーといえばショップチャンネルと新聞一面広告で低反発マットレス売りさばくイメージでしたが、最近は人気が低迷している低反発マットレスをかなぐり捨てて「高反発マットレス」を販売しています。

芯材は5cmで55Dという高密度が2cm、20Dという心もとない密度が3cmという構成でしたが今確認してみると何かよくわからないエアウィーヴのような芯材に変わってました。密度の加点は低くなりますし、この程度の厚みではたとえ55Dとは言え価格が高すぎる印象です。また反発力の記載が見当たらないのも減点の要因です。

このマットレス以外にも低反発素材と高反発素材を組み合わせたハイブリッドな「高反発マットレス」など、トゥルースリーパーの強みを活かした面白いラインナップもありますが楽天市場ではまだ評価されていないようです。

17 アイリスオーヤマ高反発マットレス MAK8-S

価格 反発弾性 芯材の厚み
シングル8,481円 不明 8cm
70点 75点
密度 反発力 レビュー評価
不明 105N ゼロに等しい
60点

総合205点

何から何までPBで作ってしまって安売りしてしまうアイリスオーヤマの「高反発マットレス」です。しかし商品開封時の画像を見る限りでは密度は16D~25Dの間の安いウレタンを採用していると思われます。

値段の安さこそ目を引く「高反発マットレス」ですが、決して長持ちするものではないと思います。例えば短期赴任などで一時的にでも安い「高反発マットレス」を用意したいという場合などでは重宝するかもしれません。しかし三つ折りできる商品ではないので、収納にかなり苦労することでしょう。

反発力の105Nも低すぎるので女性や男性でもかなり細身の方でないと睡眠中や睡眠後に腰の痛みを伴うものと思います。

18 ニトリの高反発マットレス 厚み10cm

価格 反発力 芯材の厚み
シングル6,100円 不明 10cm
60点 85点
密度 反発力 レビュー評価
不明 不明 少ない
25点

総合170点

リーズナブルな家具・インテリアで人気のニトリから販売されている「高反発マットレス」。価格はさすがニトリという低価格を実現していますが密度の記載がありませんでした。しかし重量とサイズの記載がありましたので計算してみると、26D未満の密度ということがわかりました。

密度26Dの厚み10cmのマットレスであれば、販売価格はちょっと高めといったところです。「高反発マットレス」の情報として不可欠な反発力と密度がないのにも関わらずレビューが20件つくほど売れるのは、ニトリのネームバリューのおかげと言わざる得ません。 もうちょっと本気を出せば他の「高反発マットレス」など一気に駆逐できるほどの将来性を秘めていると思いますが、「高反発マットレス」という矮小なジャンルではやる気が出ないのかもしれません。